既製品とオーダーメイドの違い

既製品とオーダーメイドシューズの違いとは?履き心地・価格・製法を比較

カテゴリ:選び方・基礎知識

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「なんとなく合わない」を、
終わらせる一足へ。

靴を選ぶとき、「デザインは気に入っているのに、長時間履くと足が痛くなる」「サイズは合っているはずなのに、かかとが抜ける」と感じたことはありませんか。

靴には27.0cmなどのサイズ表記がありますが、実際の足の形は、長さだけでは決まりません。足幅や甲の高さ、かかとの大きさ、土踏まずの位置、左右差なども一人ひとり異なります。

NANTEN南天Black

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既製品とオーダーメイドシューズの一番の違い

既製品とオーダーメイドシューズの大きな違いは、靴を足に合わせて、どこまで調整できるかという点にあります。

既製品は、あらかじめ用意されたサイズや足型の中から、自分に近いものを選びます。すぐに購入でき、価格やデザインの選択肢も豊富ですが、足幅や甲の高さ、左右差まですべてに合うとは限りません。

オーダーメイドシューズは、足を採寸し、そのデータや履く人の希望をもとに製作します。サイズだけでなく、使用する場面やデザイン、素材、色などを相談できることも特徴です。

ただし、「オーダーメイド」と呼ばれる靴がすべて、足専用の木型を一から作るわけではありません。調整方法や自由度は、オーダーの種類やブランドによって異なります。

オーダーメイドシューズには種類がある

  • パターンオーダー

    あらかじめ用意されたデザインやサイズをもとに、革の色や素材、ソールなどを選ぶ方法。既製品に近い感覚で注文でき、比較的価格を抑えやすい一方、足型そのものを大きく変更できない場合がある。

  • セミオーダー

    既存の木型をもとに、採寸結果に合わせて幅や甲まわりなどを調整する方法。既製品よりも足に合わせられる範囲が広く、フルオーダーよりも価格や納期を抑えやすい。

  • フルオーダー・ビスポーク

    足の形や採寸データをもとに、専用の木型を製作または大きく調整して仕立てる方法。左右差や特徴を細かく反映しやすくデザインの自由度も高いが、価格は高く完成までに時間がかかる。

オーダーメイドシューズを検討するときは、呼び方だけで判断せず、「どこまで足に合わせられるのか」「専用の木型を作るのか」「デザインをどこまで選べるのか」を確認することが大切です。

既製品とオーダーメイドの違いを比較

比較項目 既製品 オーダーメイド
足への合わせ方 用意されたサイズから選ぶ 採寸結果に合わせて調整する
左右差への対応 原則として同じサイズ 対応できる場合がある
デザイン 完成品から選ぶ 素材・色・仕様などを選べる
購入までの期間 即日〜数日 測定値の登録から約2か月でお届け
試着 完成品を確認できる 完成前に仕上がりを確認しにくい
価格 数千円〜数万円が中心 約6万円〜22万円台(カテゴリーによる)
再注文 同一商品が廃番になる場合がある 採寸データなどを再利用できる場合がある
修理・長期使用 商品や製法による 製法やアフター対応による
選ぶ手間 比較的少ない 相談・採寸・仕様決定が必要

どちらが優れているかではなく、それぞれに向いている場面があります。急ぎで必要な場合や、試着してから購入したい場合、費用を抑えたい場合は既製品の方が適しています。一方、既製品で合うサイズが見つかりにくい方や、用途とデザインにこだわりたい方にとっては、オーダーメイドが有力な選択肢になります。

まずは、自分の足を知ることから。

足の測定はご自宅で行えます。まずはお気軽にご相談ください。

同じサイズでも履き心地が違う理由

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足幅・甲・かかとで変わるフィット感

靴のサイズ表記は主に足の長さを表しますが、実際のフィット感は長さだけでは決まりません。

  • 足幅・足囲:幅が合っていない靴では、小指や親指の付け根が当たったり、靴の中で足が動いたりすることがある。
  • 甲の高さ:甲が高い方は圧迫を感じやすく、甲が低い方は靴ひもを締めても足が安定しない場合がある。
  • かかとの大きさ:かかとが細い方は、歩くたびにかかとが抜けることがある。

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アーチの位置と左右差

  • アーチの位置:土踏まずの位置や高さも一人ひとり異なり、支える位置が合っていないと違和感や疲れにつながる。
  • 左右の違い:左右の足がまったく同じ形・大きさとは限らない。既製品は左右同じサイズで販売されるが、オーダーメイドではサービス内容によって左右それぞれの特徴を反映できる場合がある。

既製品はこれらの要素を「多くの人にとって平均的に問題が出にくいバランス」で設計しています。一方オーダーメイドは、採寸データをもとにこれらすべてを一人の足に最適化できる点が本質的な違いです。

SHOES TIPS

意外と知られていない、靴選びの豆知識

人の足は朝と夕方でおおよそ5〜10mm大きさが変わると言われています。体重がかかることでアーチ部がたるんで広がることに加え、立っている時間が長いほど血液が足に下りてうっ血しやすくなるためです。そのため、足が最も大きくなる午後に試し履きをするのが望ましく、朝晩の2回試し履きをするとより確実です。

また、快適な靴に共通する条件として、足のむくみに対応できる伸縮性のある素材、蹴り出す際に指先が窮屈にならない「捨て寸(つま先のゆとり)」、そして歩行時の衝撃を吸収する構造の3点が挙げられます。オーダーメイドはこれらの条件を、既製サイズの制約なく個々の足に合わせて設計できることが強みです。

履き心地を左右する8つのポイント

  • フィット感

    つま先、甲、かかとなどが、窮屈すぎず緩すぎないこと。

  • 支持性

    かかとや足裏が安定し、靴の中で足が必要以上に動かないこと。

  • クッション性

    着地時の衝撃を適切にやわらげられること。

  • 屈曲性

    歩行時に足が曲がる位置と、靴底が曲がる位置が合っていること。

  • 重量

    用途に対して重すぎず、動作の負担になりにくいこと。

  • 通気性

    素材や構造が、使用する季節や時間に適していること。

  • グリップ性

    地面の状態や使用目的に合った靴底が使われていること。

  • 長時間の安定感

    長く歩いたときにも特定の場所へ負担が集中しにくいこと。

製法によって、履き心地や修理のしやすさは変わる

革靴には、アッパーとソールを接合する複数の製法があります。代表的なものとして、接着剤でソールを取り付けるセメント製法、アッパー・中底・ソールなどを縫い合わせるマッケイ製法やグッドイヤーウェルト製法があります。

縫い製法の靴は、構造上ソール交換に対応しやすい傾向があります。一方、セメント製法でも、商品の構造や状態、修理店の技術によっては修理できる場合があります。

そのため、「既製品だから接着製法」「オーダーメイドだから縫い製法」「オーダーメイドなら必ず何度でも修理できる」とは一概にいえません。長く履き続けたい場合は、注文前に次の点を確認すると安心です。

  • 採用されている製法
  • ソール交換の可否
  • メーカーでの修理対応
  • 修理できる回数の目安
  • 日常のお手入れ方法

既製品・オーダーメイドが向いている人

既製品が向いている人

すぐに靴が必要な方。
いろいろなデザインを楽しみたい方。
足に大きな悩みがない方。

オーダーメイドが向いている方

市販の靴が合いにくい方。
左右差が大きい方。
長く履ける一足を探している方。

既製品にも、高品質な素材や修理しやすい製法を採用した商品があります。足に合いさえすれば、既製品でも十分に長く履けます。

オーダーメイドを選ぶ前に知っておきたい注意点

完成まで時間がかかる

オーダー後に製作を始めるため、既製品のようにすぐ持ち帰ることはできません。結婚式や成人式、記念日など使用日が決まっている場合は、余裕を持って相談する必要があります。

完成前に実物を確認できない

革の見本やサンプルから仕上がりを想像するため、完成品を試着して購入する既製品とは選び方が異なります。色や素材の個体差、経年変化についても確認しておくことが大切です。

足に合わせても、感じ方には個人差がある

オーダーメイドは足に合わせて調整できますが、どのような靴でも、痛みや疲れが必ず解消されるとは限りません。また、外反母趾などの症状や強い痛みがある場合、靴だけで解決しようとせず、必要に応じて医療機関などへ相談することも大切です。

調整・修理の条件を確認する必要がある

完成後の微調整、サイズが合わなかった場合の対応、修理費用などは、ブランドによって異なります。高価格帯の靴だからこそ、注文前にアフターフォローまで確認しておくと安心です。

カジーナが手がけるオーダーメイドシューズ

  • 自宅で完結する足の測定

    フットメジャー・ループメジャー・足先撮影用の台紙が入ったキットで、足長・足囲・第3甲をご自宅で測定。足型採取キット「トリッシャム」で採った足型とあわせて、サイズと木型を選定する。

  • 神戸のファクトリーで仕立てる一足

    靴づくりの街・神戸のファクトリーで製作。採寸データを靴として美しく成立させ、実際に履ける形へ仕立てるには職人の経験が欠かせない。

  • 手染めが生み出す、奥行きのある色

    革に色を重ねながら濃淡や奥行きを表現するパティーヌ染色。手作業によって一足ごとに異なる表情が生まれる。

VOICE

大切にしていること

「オーダーメイドは既製品の上位互換ではなく、それぞれに異なるメリットがあります。大切なのは、履く人の生活に合っているかどうかです。」

— 本記事「まとめ」より

カジーナのオーダーメイドシューズが届くまで

  1. 1

    靴を選んで注文する

    商品ページから、オーダーメイドシューズをご注文いただきます。

  2. 2

    測定キットが自宅に届く

    オリジナルフットルーラーと同梱物5種類、足型採取キットが届きます。

  3. 3

    自宅で足を測る

    足長・足囲・第3甲を左右それぞれ測り、足先を台紙で撮影します。

  4. 4

    測定値を登録し、足型を送る

    マイページの「足の測定値を登録する」から入力し、足型を神戸ファクトリーへ送ります。

  5. 5

    職人が仕立てて、自宅に届く

    測定データと足型をもとに、職人が一足ずつ仕立ててお届けします。

※ 手順や同梱物は変更になる場合があります。最新の内容は「ご注文方法」「足の測定手順のご案内」ページをご確認ください。

気になる一足は、見つかりましたか。

カジーナのオーダーメイドシューズをご覧いただけます。

よくある質問

  • オーダーメイドの靴は、いくらで作れますか?

    カジーナでは、オーダースニーカーが59,400円〜、ドレスビジネス・ドレスカジュアル・ベロアが79,200円を中心に展開しています。上位ラインのExtraは96,800円前後、Premiumは12万円台〜22万円台です。価格は素材・デザイン・オプションによって異なります。商品別の価格は、各商品ページでご案内します。

  • 完成までどのくらいかかりますか?

    ご注文後、採寸キットのお届け・ご自宅での採寸・足型の返送を経て製作に入ります。足の測定値をご登録いただいてから、お届けまで約2か月が目安です。
    結婚式や記念日など使用日が決まっている場合は、余裕をもってご相談ください。

  • 全国から注文できますか?

    はい。足の測定は、ご自宅で行っていただけます。フットメジャーやループメジャー、足先撮影用の台紙が入ったキットで足長・足囲・第3甲を測り、測定値はマイページの「足の測定値を登録する」ページからアップロードします。足型採取キット「トリッシャム」は、神戸のファクトリーへお送りください。詳しい手順は「足の測定手順のご案内」ページでご確認いただけます。

  • 革靴以外もオーダーできますか?

    ドレスビジネス、ドレスカジュアルの革靴のほか、スニーカー、スニーカー[ハイグレード]、ベロア、エクストラ[靴職人染色]、プレミアム、そしてCAGIANA GOLFのゴルフシューズをご用意しています。取り扱いカテゴリーの詳細は、各商品ページをご覧ください。

  • 一度採寸すれば、次回も同じデータを使えますか?

    採寸データを再利用できる場合、2足目以降は異なるカテゴリーの靴へ展開しやすくなります。ただし足の状態は時間の経過によって変化する可能性があるため、データの保管期間や再計測の基準を確認したうえでご案内します。

  • 完成後にサイズを調整できますか?

    調整の可否や範囲は、商品の構造や状態によって異なります。注文前に、完成後の微調整、交換・作り直しの条件、費用についてご確認ください。

  • 足に痛みがあっても注文できますか?

    はい。「サイズは合っているのに歩くと痛い」という状態の多くは、長さ以外——足囲・甲の高さ・かかとの形——が合っていないことから起こります。カジーナは足長に加えて足囲・第3甲(甲の高さ)を計測し、足型も採取して仕立てるため、既製品では避けにくかった当たりに配慮した一足をお作りできます。

    ただし、オーダーメイドシューズは医療行為や治療を目的とするものではありません。痛みやしびれ、変形が強い場合は、あわせて医療機関にもご相談ください。

まとめ:自分の足と履く時間に向き合う、一足という選択

木の床に置かれた編み込みレザーの黒い革靴|カジーナのオーダーメイドシューズ

既製品には、すぐに購入でき、価格やデザインの選択肢が豊富というメリットがあります。自分の足に合う靴がすでに見つかっているのであれば、既製品は十分に優れた選択です。

一方で、サイズを変えてもどこかが合わない、長時間履くと特定の場所が気になる、左右差に合う靴が見つからない、用途に合った機能と自分らしいデザインを両立したい。そう感じているなら、オーダーメイドシューズを検討する価値があります。

この記事でお伝えしてきたことを、あらためて振り返ります。

  • 既製品とオーダーメイドの一番の違いは、靴を足にどこまで合わせられるかにある
  • 「オーダーメイド」にはパターンオーダー・セミオーダー・フルオーダーがあり、調整できる範囲も、価格も納期も異なる
  • 履き心地はサイズ表記の長さだけでなく、足幅・甲の高さ・かかと・アーチの位置・左右差によって決まる
  • 「歩きやすい」と感じるには、フィット感・支持性・クッション性など8つの要素がそろっている必要がある
  • ソール交換のしやすさは製法によって変わるため、注文前に製法とアフター対応を確認しておくと安心
  • オーダーメイドは完成までに時間がかかり、仕上がりを事前に試着できない点には注意が必要
  • カジーナは自宅でできる足の測定・神戸のファクトリーの職人技・パティーヌ染色を組み合わせ、履く人の時間に寄り添う一足を仕立てる

オーダーメイドは既製品の上位互換ではなく、それぞれに異なるメリットがあります。大切なのは、履く人の生活に合っているかどうかです。まずは自分の足を知ることから、はじめてみてください。

Make it special.

あなたの足に、一生寄り添う一足を。

既製品で感じていた違和感や、作りたい靴のイメージがある方は、まずはお気軽にご相談ください。

足や靴のことでご相談があれば、 お問い合わせ からお気軽にどうぞ。